免疫力を高める自律訓練法とは?

新型肺炎コロナウイルスの蔓延の様子が連日報道されています。

不安に感じている人も多いのではないでしょうか?

現時点では、特効薬も予防のためのワクチンもまだない状態で、マスク、手洗いなどの自衛策が推奨されていますが、どうすればウィルスの危機から逃れることができるのでしょうか。

  • 免疫機能とは?
  • 免疫機能を正常化するためには?
  • 自律神経のバランスを保つためには?
  • 自律訓練法とは?
  • 免疫機能とは?

    そこで重要なのが『免疫力』です。

    免疫とは身体の中に入ってきた有害物質、細菌やウィルスなどに対抗して防衛したり、外へ追い出す機能です。

    免疫力が低下していると、身体の中に侵入してきた細菌やウィルスを撃退することができないので、新型コロナウイルスやインフルエンザに掛かりやすくなったりします。またそれ以外にも、便秘や肌荒れの原因になったりアレルギー反応になってあらわれてくることもあります。

    ではどうしたら良いのでしょうか?

    免疫機能を正常化するためには?

    免疫機能が正常に働くためには自律神経をバランス良く機能させる必要があります。

    自律神経には交感神経と副交感神経があります。

    交感神経は活動の神経で血圧や血糖を上げるなどの働きがあります。

    片や副交感神経はリラックスしたときに優位になる休息の神経で、身体を回復させたり内臓の機能を高めたりする作用があります。

    長期間のストレスフルな生活や生活習慣の乱れがこの2つの神経のバランスを乱してしまいます。特に交感神経が過剰に働いてしまうと免疫機能が正常に働きません。

    自律神経のバランスを保つためには?

    では自律神経のバランスを保つためにはどうしたらよいのでしょうか。

    それには、

    ・規則正しい生活を送るようにする

    ・食事をバランスよくとる

    ・ぐっすり眠る

    ・ストレスを緩和する などが有効です。

    特に自律神経の働きは心理状態に大きく影響されます。そこでストレスに対処することが最も大切になってきます。

    自律訓練法とは?

    ストレスに対処するカウンセリング技法は、マインドフルネスや各種リラクゼーションなどたくさんありますが、今回は世界的にも評価され広まっている自律訓練法をとりあげます。

    自律訓練法とはドイツの精神医学者J・Hシュルツ博士によって考案された心と身体の健康法です。

    自律神経を安定させる訓練法でストレスの緩和や免疫力のアップ、内臓機能の調整、ホルモン系の調整に大変役立つものです。

    練習にはそれぞれ一つ一つのステップをマスターしていく順序があります。

    第1ステップ=安静公式

    「気持ちがとても落ち着いている」

    第2ステップ―重感訓練

    「右手が重たい」「左手が重たい」「右脚が重たい」「左脚が重たい」

    第3ステップー温感訓練

    「右手が温かい」「左手が温かい」「右脚が温かい」「左脚が温かい」

    第4ステップー呼吸調整訓練

    「呼吸がとても楽だ」

    第5ステップ=腹部温感訓練

    「お腹が暖かい」

    第6ステップ―額冷涼感訓練

    「額が涼しい」

    これらの公式を順に心の中で繰り返し唱え、自己暗示によって心身を整えるセルフコントロール技法です。

    CDなども販売されていますが、独自で行うと逆効果になることもあるので最初は自律訓練法の専門家に指導してもらうのが望ましいでしょう。

    当学院のベーシックコースではこの自律訓練法を自律訓練学会所属の専門家により指導するカリキュラムが組まれています。

    日頃のストレスの対処法として是非身に着けるとよろしいかと思います。

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