社会人が心理カウンセリングを学ぶ前に知っておいてほしいこと
「心理カウンセリングの技術を学びたい!心理学を学びたい!」と思ったとき、多くの人がまず迷うのが「どこで学ぶか」です。大学や通信制大学、民間の心理学通信講座、通学制心理学スクールなど、選択肢は多く、それぞれが魅力的に見えます。
しかし実際には、どこで学ぶかによって、身につく力は大きく異なります。 この違いを理解しないまま選んでしまうと、時間もお金もかけたのに、「現場では使えない」「思っていた学びと違った」という違和感につながりやすくなります。
このコラムでは、心理学の学びを大きく三つに分け、それぞれの特徴と向いている人の違いを整理します。
- 大学・通信制大学で学ぶ心理学
- 民間の通信講座で学ぶ心理カウンセリング
- 民間の通学講座で学ぶ心理カウンセリング
大学・通信制大学で学ぶ心理学
①特徴
心理学理論・研究が中心
レポート・論文作成が主
学術的・体系的な理解が深まる
②向いている人
研究者・大学院進学を目指す人
心理学を学問として深く探究したい人
③注意点
大学の心理学は、「人を支援するための訓練」ではありません。
面接の進め方やクライエントとの関係構築、現場で起こるリアルなケース対応というような内容は、ほとんど扱われないのが実情です。
社会人が「現場で人の役に立ちたい」と考える場合、学びと実践の間に大きなギャップが生まれやすい点は知っておく必要があります。
民間の通信講座で学ぶ心理カウンセリング
①特徴
費用が比較的安い
自分のペースで学べる
資格取得をゴールにしやすい
②向いている人
まずは心理学に触れてみたい人
教養として学びたい人
③注意点
最大の課題は、「実践経験がほぼ積めない」ことです。
実際の対話練習がない、フィードバックが一方向、現場を想定した学びになりにくいというデメリットがあることは否めません。
資格は取得できても、「人を前にすると何もできない」という状態に陥りやすい点には注意が必要です。
民間の通学講座で学ぶ心理カウンセリング
①特徴
対面・双方向の学び
ロールプレイ・演習が多い
実践力が身につきやすい
②向いている人
現場で使える力を身につけたい人
人の話を聴く仕事に活かしたい人
自分の実生活に活かしたい人
③重要なポイント
ただし、 「民間スクールならどこでもいい」わけではありません。
民間講座の中でも大きな差が出るのが、次の点です。
・資格取得を目的としたビジネスとなっていないかどうか
・傾聴の実習だけでなく、様々な問題解決法が学べるかどうか
・実践的なものが学べるかどうか
・講師が現場経験者かどうか
・卒業後も学び続けられる環境があるか
ここが弱いスクールでは、 通学していても 「知っているだけのカウンセラー」になってしまいます。
心理カウンセリングは、 知識ではなく「人と関わる力」です。
社会人が心理カウンセリングを学ぶ目的は、自分自身のメンタルヘルスに役立つのはもちろんのこと、さらに
・誰かの役に立ちたい
・職場や家庭で人間関係に活かしたい
・将来的に相談業務・支援の仕事に関わりたい
ということではないでしょうか。
そうであれば、選ぶ基準は明確です。
資格の数や知識量よりも「どれだけ現場を想定した実践的なトレーニングがあるか」
こうした 実践力、現場力が身につく環境かどうかが、 将来を大きく左右します。

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