カウンセラーに向いている人とは?

「カウンセラーの仕事に興味があるけれど自分に向いているだろうか?」


こんな質問をされることがあります。


カウンセラーは「優しく話を聴いてくれる人」というイメージを持っている人も少なくありません。


でも実は、カウンセリングには色々なやり方があり、ゲシュタルト療法や行動療法、認知療法や論理療法などでは、優しく話を聴くというよりカウンセラーが積極的に指示を出していったりリードしていく方法もあるのです。


また、「人生経験が豊富な人」というイメージを持っている人も多いようです。
経験が豊富に越したことはありませんが、人生相談のように自分の人生経験をもとにアドバイスをする人は実はカウンセラーには向いていないのです。このようなタイプの人はカウンセラーよりもコンサルタントに向いています。


ではどんな人がカウンセラーに向いているのでしょうか。


①自分自身が悩んだ経験がある人
悩みを抱えた経験のある人というのは、言い換えれば感受性の強い人です。感受性が強いからこそ悩むのです。カウンセラーには人の心の機微に敏感に反応できる感受性が求められます。また、悩んだ経験をノウハウとして生かしていくことができます。
ただし、カウンセリングの勉強をしながら自分自身の心の問題を整理していくことが大切です。


②柔軟な発想ができる人
カウンセリングは医療的な問題とは違って、治療や適応を目的としていません。
今よりよりよく生きるためにはどうしたらよいか、という自己成長や自己実現を目的としています。したがって、皆に共通する答えがあるのではなく、答えはクライエントによって異なるわけです。
カウンセリングとはつまり、その人なりの自己成長や自己実現の姿を一緒に見つけ出す作業なのです。


例えば会社に行けない、というクライエントに対し、会社に適応させることを目的とするのではなく、自分らしく生きるためにどうしたらよいか、を一緒に考えるのです。その結果、会社に行くか行かないかはクライエントの無意識が決めることなのです。
カウンセラーには、世間一般の常識を疑ってみたり、物事を別の角度で見てみたりという柔軟な発想が必要になります。



③相手を尊重できる人
「人の心理に興味がある」という人の中には自分の支配欲を満たしたいという人がたまにいます。相手を思い通りに動かしたい、自分の影響力を与えたい、このような気持ちが強い人はカウンセラーには向きません。
クライエントがどうするかはクライエントが選択することです。どのような選択であれ、それを尊重できることが大切です。


カウンセラーは技術だけがあれば良いというわけではなく、その人のパーソナリティーも大きく関わる仕事です。
しかし、様々なやり方があるため、自分自身の個性を生かして関わることも可能なのです。




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カテゴリ:コラム